母の70歳の誕生日
先日、私の母が70歳の誕生日を迎えました。
60歳を「還暦」と言いますが、70歳は、古希(こき)と言い、昔は敦盛も歌っているように「人間50年~」とまだまだ今よりも平均寿命が短い時代でしたから、70歳と言うととても珍しくて古希には「古来希なり(こらいまれなり)」という意味があるらしいです。
今の時代は平均寿命が上がり、80歳も100歳でさえも珍しくない時代になりましたが、それはさておき、めでたい節目の誕生日です。
特に、私の母は病気持ちで、この1年で3回も入退院している事から、内心(本当に母は古希を無事に迎えられるんだろうか)と不安に思う部分もありましたので、とても嬉しいです。
ささやかではありますが、本人に誕生日に何が食べたいかと聞くと「お刺身が食べたい」と言いましたので、鯛にエビに旬のサーモンに、イカにアワビ、イクラ等、スーパーで買いそろえてきて、大皿に刺身のツマと一緒に豪華に盛りつけました。残念ながら、父が刺身が嫌いと言うか苦手なので、乳用にとオードブルセットを仕出し屋に注文して届けてもらいました。後は、果物大好きな母の為に、フルーツたっぷりの誕生日ケーキを買ってきました。
そして私からのプレゼントは、花の好きな母の為に、紫の胡蝶蘭を買いました。
どうして紫にしたのかというと、古希は紫でお祝いすると何かで読んだし、仮にそれが間違えていても、高貴な色である紫が母の誕生日に相応しいと思ったからです。
最後はシャンパン。
母は病持ちである為、お酒を好みませんが、グラスに一杯飲み干してくれました。
本当にささやかですが、母の古希はこうしてお祝いしました。
80歳も90歳も、100歳までも、共にこうしてお祝い出来るように、願っています。
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